後遺障害の賠償金

後遺障害では等級認定を受けることになります。どうして等級というものがあるのでしょうか。まず後遺障害等級というのは、後遺障害が残った場合などに賠償金をもらうための基準になるものです。後遺障害については慰謝料や労働能力喪失率といったものが等級に応じて決められています。そのため、たとえ同じ症状だったとしても、どの等級に評価されるのかによって損害賠償請求額が違ってくるのです。

後遺障害の等級とは,痛みなどの後遺障害が残ってしまったときに,適切な賠償金をもらうための大切な基準です。認定された等級に応じて慰謝料や逸失利益といった賠償金額が算出されるため,後遺障害が何級に該当するかは,非常に重要です。

等級認定等級認定を受けたいならば、自賠責保険に対して被害者が直接請求をするか、任意保険会社が治療費を一括払’いする流れの中で事前認定を行うというケースがあります。損害保険料率算出機構というものがあり、そちらに資料を保険会社が提出して、機構の判断に基づいて等級認定がされるのです。

基本的に提出した書面のみを基準として審査されます。そのため個人的な事情というのは考慮されません。膨大な請求が存在しているため、書面主義によって迅速に処理ができるのです。また、公平な処理がなされるようになっています。

外貌醜状とは

外貌醜状後遺障害の一つとして外貌醜状があります。まず外貌というのは頭部や顔面部、頸部といった部分であり、日常生活で露出している部分のうち上肢と下肢を除いた部分となります。この外貌が醜状してしまった場合に外貌醜状が認められるのです。醜状というのは目立つ線条痕や瘢痕などのことをいいます。したがって、交通事故を受けたときに外貌に人目につく程度以上の傷痕が生じてしまったことを外貌醜状というのです。

これは精神的なショックがとても大きくなってしまうでしょう。また、日常生活にも大きな影響を受けてしまいます。これらについて損害賠償請求をする権利は当然被害者に発生すると考えられます。この場合、後遺症慰謝料を請求することができます。また、逸失利益を請求できるケースもあるため注意しましょう。保険会社からの説明として、逸失利益は認められないといわれることがあるかもしれませんが、それは鵜呑みにしてはいけないのです。

外貌醜状については後遺障害等級として7級12号や9級16号、12級14号のどれかが認められます。7級12号では1千万円、9級16号では690万円、12級14号では290万円が後遺症慰謝料となります。それぞれのケースについてどの等級に認定されるのかは異なります。